CASIO Ex-word DX-LP9300

久しぶりに電子辞書を購入。最近の電子辞書はメモリが安くなったのをいいことに何でも詰め込む傾向があるみたい。CASIO の電子辞書は使用目的別にカテゴリが分けられていて、僕の場合は「英語専門」カテゴリ。英語専門とかいうわりに広辞苑とかカタカナ語とかも入っているのだ。

購入したのは英語専門カテゴリの中のフラグシップモデル DX-LP9300。定価が6万円近いのだが、ヨドバシカメラだと普段で 44000 円くらいで、今は新学期だからか 42000 円のキャンペーン価格。しかもポイントは 20%。カウンターに行ったら学生かと聞かれて、そうだと答えたらさらに 2000 円引き。実質3万円台前半で買えた◎

もともとフラグシップモデルなんて高級なものは買うつもりがなかったのだが、収録辞書に Oxford Dictionary of English と英和活用大辞典の名前があってしばらく悩んだけど買ってしまった。

電子辞書は最初から CASIO と決めていたわけでないのだが、さすがに製品作りに慣れているというか、トータルバランスを考えて作っているなと感じた。

以前使っていたのは SEIKO の製品なのだが、これは収録辞書や機能の点において不満はなかったものの、キーレスポンスがワンテンポ遅れるので若干ストレスを感じるものだった。今回店頭でさわった SEIKO の製品も相変わらずテンポ感が悪い。

CANON のものは起動に時間がかかる。電子辞書って起動しっぱなしにしておくのではなくて、さっと使いたいことも多いから ON にしたらすぐに検索画面が出ないとね。

CASIO は、キーレスポンスもそこそこで、画面のレイアウトもメールソフトのような3ペイン式を採用しており、蓋を開けた瞬間に(ボタンを押さなくても)検索画面なり前回の表示画面なりが出てくる。使う側の視点をちゃんと持っている。ちなみにキー入力とインクリメンタルサーチは別のスレッドで処理しているような感じ。検索結果の表示そのものはそんなに早いわけでもないけど、自分で打った文字がすぐに画面に反映されるのは重要。

電子辞書ってもう機能的にはどの製品も似たようなもんで、収録辞書もほとんど同じだし(たまにマニアックなモデルもあるけど)、どこで他社と差をつけるかっていうと、アナログな部分だと思う。人が使うんだから、いくらデジタルな機能を充実させても最後はアナログ。スペック表には書けないような「使用感」をどれだけ丁寧に作り込むかってのはすごく大切だなと思う。