Spotlight Tips

公式のしっかりとしたマニュアルが(たぶん)まだ存在しない Spotlight だが、Apple に "http://www.apple.com/macosx/tips/spotlight.html" というページが登場した。現時点ではまだ日本のアップルサイトの方には掲載されていない。

まだ Spotlight の紹介程度の内容だが、いくつか tips と呼べそうなものがあったのでメモしておく。ただしいずれも本来はマニュアルにきちんと載せるべき内容なので tips という扱いにするべきではかもしれないが。

コマンドラインから Spotlight を使う

mdls, mdfind, mdutil の三つのコマンドが紹介されている。mdls は指定した書類のもつメタデータをリストアップするコマンド。メタデータの豊富なファイル、たとえば PDF なんかに使ってみると面白い。mdfind は Spotlight の検索コマンド。mdutil は root 権限で実行しないとだめらしい。通常のタスクで使うようなコマンドではないようだ。man コマンドでそれぞれのヘルプも表示できる。

Kind

たとえば "Apple kind:image" とやると、画像ファイルに限定して Apple というキーワードの検索を行ってくれるというもの。Tips のページには使える kind のリストが載っている。

Date

これは "date:this week" のように、使用した日時を使って検索できる。"Apple date:today" というように検索キーワードを加えることもできるし、"date:yesterday" のように日時だけを指定して使うこともできる。とくに今週使ったファイル、昨日使ったファイル、今日使ったファイルという区分けは場合によってはファイル名や内容よりも役に立つので、date の指定はとても便利だ。「昨日使ったあのファイル、どこに保存したっけ」なんて場合にも "date:yesterday" で一発。場所が分かっているファイルでもついさっきまで使っていたら、あらためて Finder でフォルダをクリックして開くより、 "date:today" の方が早い。

ファイルの Spotlight コメント

Finder でファイルの情報を見ると、Spotligth コメントがつけられるのでこれを上手に活用しましょう、ということも書いてあった。「緊急」とだけ書いておくだけでもあとでど忘れすることもないし、プロジェクトの名前を書いておいても良い。いろいろ活用できる。

問題は、Finder ではわざわざ情報を見ないとコメントが書き込めない点だが、これは AppleScript なり Cocoa アプリケーションなりでドラッグアンドドロップで自動的に特定のキーワードを付けられるだろうから問題なし。