ActionBrowser

@IT:PDFはもう要らない? 高速ビューワー登場」という記事が目にとまったので、さっそくサンプルを見てみた。

まず DHTML 版はクリックしてもブラウザが IE じゃないといきなり蹴られる。セキュリティホールが発見されまくって、シェアがどんどん下がっているのに IE 専用か。しかもライブドアって Opera 売ってるのに、Opera 無視か。

Flash 版はもちろん閲覧できた。インターフェースがくどい。軽さをウリにしているはずなのに、ページをめくるアクションとかで重い。Acrobat は起動してしまえば閲覧そのものは結構快適なんだが、ActionBrowser は何か勘違いしている。拡大してもビットマップがそのままスケールされるので汚くて細かい字は読めない。ベクトル情報は扱えないんだろうか。

こんなんでよく Acrobat に対抗する気になるな。非常にどうでもいいソフトウェアだ。

CEO 堀江 貴文氏は、「PDFの利用用途の90%はカバーできる製品だ。どんどん普及させていきたい」と語っている。

本気でそう思っているとは思わないが、いくら何でも適当すぎる発言。「@IT:起動でイライラしない? 高速化したAdobe Reader 7.0」にて、

従来よりユーザーの不満が多かったソフトウェアの起動時間を、従来比で最大80%短縮したのが特徴だ。

とあるんで、ますます ActionBrowser の存在意義が疑問に思われる。

ちなみに Acrobate Reader 7.0 はまだ試していないが、結局起動が遅い最大の原因はプラグインを最初にたくさん読み込みすぎるからであって、そこら辺を Lazy にしてやればずっと速くなると思う。今度のはそうしたんだろうか。