Google Desktop Search

ベータ版が公開されたようだ(記事)。まだ日本語は扱えない。日本語の場合、分かち書きの処理などが大変なのでしばらくは対応しないと思う。もっとも Google News の方ではやっとアジア圏にも対応したようなので、そのままエンジンを流用すればいいのかもしれないが。

やはりGoogle と名前がつくだけあって、今度はどんなイノベーションがあるのだろう、と思ってしまうのだが、ローカルディスクの場合だと Google エンジンの名を世界中に広めた PageRank のようなシステムは使えないだろう。ウェブの検索の場合、大量に存在する同じような記事から、質の高い記事を抽出してくる必要があるため、高度なアルゴリズムを用いる必要があるが、ローカルディスクの検索はまた別の作業だ。ローカルディスクに同じような内容のファイルを大量に持っている状況はあまり考えられず、それぞれのファイルがユニークな存在であるので、記事の選別といった作業はそれほど重要でない。

既に UNIX システムでは Namazu があり、Windows ではサーチクロスがあるように、日本語の分かち書きの処理も行えるキーワード検索ソフトは存在するので、今更似たようなツールを開発しても仕方ないだろう。Google Desktop Search が何をたらすのか興味深い。

単なる GmailGoogle Search (web) との連携に終わるのだとしたらつまらないな。